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四谷 荒木町を散歩して
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1. これまで、当コラムで何度か「荒木町」の名前を出しておりますが、実は、一度も行ったことのない場所でした。当事務所の隣の駅「四谷三丁目」駅の東側で、歩いても10分ちょっとの距離なのにです。
ずいぶん昔から、荒木町の飯屋の話が何度も出ましたが、その都度、残念な気持ちでおりました。
近くに事務所を構えておられる先輩弁護士に「荒木町で食事をしたい」とお願いをしたこともあるのですが、「たいした場所じゃないよ」と相手にされませんでした。
今回、地図で調べて見に行きました。
荒木町は「新宿通り」と「靖国通り」に挟まれた狭い地域で、四谷三丁目駅を出たすぐ傍にあるのです。西側が「外苑東通り」で、東側が「津の守坂通り」に挟まれた狭い場所です。
2. 行って本当に驚きました。
なんと駅の高架の下にある狭い食堂のような店が、長い道路に軒を連ねて営業しているのです。肉料理から魚料理の看板も出ているのですが、それも「飲み屋」さんのような店が多く、仕事帰りに一杯飲んで帰ろうというような店が多いのです。気楽に入れる感じの店が大半で、どうして一度も来なかったのか不思議です。
でも四ツ谷三丁目は有名な繫華街でもないし、大きな会社もありません。こんなに多くの飲食店のお客さんは何処からいらっしゃるのでしょうか?
東京中から集まるとしか考えようがないですね。
3. 今回、荒木町を紹介した新宿情報誌から引用します。
「荒木町・石畳の道
車力門通りから横へ入ると出会う石畳の路地。明治時代の花街の面影を残す石畳の道が現在も残っています。周辺には老舗の料亭や、飲み歩きができる飲食店などが立ち並び、懐かしい風情を感じます。」
確かに、一歩裏道に入ると料亭のような店もありました。
4. 先ず金丸稲荷神社を探しました。
地図で見当をつけて、連なる飲食店の左側の道に入りやっと見つけました。
小さな神社でした。お参りをしようと入り口の階段に向かったところ多くの人がお参りしようと待っておりました。効能を調べて来た訳でもなかったので諦めて、次の目的地「策の池」(策を「むち」と読むそうです)を探しました。
「策の池」
「津の守弁財天にある池。
徳川家康が、策を洗った井戸水が瀧となり、池に注いだことで策の池と呼ばれるようになりました。荒木町の人々の憩いの場となりました。」
「策」の意味が分からないので辞書で調べましたが、どうも「杖」のようです。
道路は、建物に囲まれて狭く、くねくねと曲がり、探すのに大変苦労しました。確かに石畳の道で、坂も数メートルで「登り・下り」を繰り返します。しかし、とても観光地とは言えません。
やっと見つけました。小さな池と神社です。写真を撮っている方々が先客でいらっしゃり、横から1メートルほど登って池に辿り着きました。10メートル程度の幅の池ですが、趣きはありました。
疲れたせいか?絶賛するほどではないと思っていたところ、池の左側に満開の桜が迎えてくれました。まだ桜が咲いているのも珍しい時期でしたので感激しました。
5. 帰るのも大変でした。
当をつけて大きな道を探したところ、なんと事務所と反対側の「津の守坂通り」に出ました。この道は、大きな道ですから開放感が一杯でした。
新宿通りに出て、歩いて帰りました。
荒木町は、現在の社会状況では珍しい町と言っていいでしょう。
こんなに狭くて飲食店が溢れていて、よく現在も生き残っていると驚きました。
早く来れば良かったというのが感想です。念のため申し上げておきますが、通りを横にそれると、高級料理を出す雰囲気の店もちらほらありました。
事務所の皆さんと来たいですが、一度下見に来ないと分かりません。
6. これまで四谷近辺の見てみたい所を、数か所紹介しました。
どの場所も行って面白かったです。見る価値があったと思いました。